CASE STUDY

27歳女性 パート Fさん

グリーン司法書士法人 大阪事務所

2024.01.04
2024.03.14 更新

安易な借入と詐欺から…

このご相談者さんFさんは、学生時代に交際費のため安易に借入を開始。社会人になってからも、カードを持とうと考えて一気に3枚作成しました。

保育園に就職してから結婚し、産休を取得する際に退職して専業主婦となります。 その期間は夫の収入で生活していたものの、返済のため自分の収入を増やそうと副業に手を出し、そこでアフィリエイト詐欺に引っ掛かってしまいました。結局借金が増えただけでした。育児がひと段落し、自宅で一人手持ち無沙汰な時間が増えたあたりでオンラインゲームの課金に手を出してしまい、これもまた借金が増える要因となりました。

夫にはとても言えず…

借入の原因が原因なので夫にとても言えず、どうしたらいいかと一人で悩んでいるところで相談に来所されました。

相談時にはパートとして働いており、個人再生も十分に考えられましたが、ご主人に内緒にしたく手続きをより短期で終わらせられるなら破産の方が良いということで破産に決定。

生活を立て直すきっかけに

途中、ご主人に自己破産のことがバレてしまい、一度は「破産なんてやめてしまえ!」と言われたこともあります。しかし、本人だけでなく事務員からも丁寧に手続内容の説明をした結果、逆に協力を得ることができスムーズに進めることができました。申し立て後も特に反省文など求められることもなく、同時廃止決定がスッと出ました。

解決のポイント

借入れの原因がほぼ浪費であることに加え、相談時点の直近でオンラインゲーム、競馬、宝くじと立て続けに浪費していたので管財リスクが相当にありました。もちろん管財になればご主人に内緒にできなくなる可能性が高く、その点は十分に説明のうえで手続きを進めました。結局、管財リスクとは別に、ご主人には途中でバレてしまいましたが、事務局からも丁寧に説明させていただいた結果、逆にご協力を頂き、スムーズに進めることができました。

この案件で反省文や免責審尋もなく同時廃止が出たのは僥倖です。反省文くらいは覚悟していました。

学生時代から安易に借入をしたり、よく考えずにカードを複数枚作ったり、金銭的にややルーズなところがあったように思います。ぜひ、今回の自己破産を良き経験として、今後の立て直しに活かしていただきたいと思います。

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