債務整理
2024.01.25 ー 2025.12.24 更新
債務整理は、手元にお金がない人でも利用できるように考えられた制度です。費用が心配で相談できずにいる場合でも、分割払いや後払いなど、無理のない方法があります。
毎月の返済に追われ、「給料が入ってもすぐに支払いで消えてしまう」「自分のために使えるお金がまったくない」そんな状況が続いていませんか?
債務整理はまさにそうした人のための手続きです。弁護士や司法書士も事情を理解しており、最初から高額な支払いを求められることは多くありません。
この記事では、債務整理にかかる費用のだいたいの目安や費用の中身(何にお金がかかるのか)、今すぐお金がなくても使える対処法について解説します。
まずは、今のあなたにできる選択肢を一緒に確認していきましょう。
こんな人におすすめの記事です。
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「債務整理」とひとことで言っても、実はいくつかの種類があり、かかる費用も大きく異なります。まずは、全体像を把握し、代表的な3つの手続きの費用相場を確認しましょう。
債務整理には、大きく分けて「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つの方法があります。どれを選ぶかは、借金の総額や収入、持っている財産の状況によって変わります。
まずは、それぞれの費用の目安を確認してみましょう。
ここまで見ると、「数十万なんて、とても払えない」と感じるかもしれません。しかし債務整理の費用は、最初から全額を用意する必要はありません。多くの法律事務所が「分割払い」や「後払い」に対応しています。
また、弁護士が手続きをはじめるとカード会社への返済が一時的に止まり、その間に浮いたお金を費用にまわすこともできます。
まずは、「どのくらいの費用がかかるのか」という全体像を知ることが大切です。焦らず、ひとつずつ確認していきましょう。
「債務整理 費用」と検索すると、法律事務所の広告がたくさん出てきます。中には「着手金無料!」「1社2万円〜」といった、驚くほど安い金額を提示しているところもあります。
「安いに越したことはない」と飛びつきたくなりますが、ここは少し注意が必要です。
事務所によって費用の表示方法がバラバラで、見た目は安くても、後から追加費用がかかって高くなることがあるからです。
任意整理(1社あたり)の適正な相場は、以下のようになっています。
例えば、「着手金無料」とあっても、その分「解決報酬金」が高く設定されていたり「事務手数料」の名目で数万円が上乗せされることがあります。
また、あまりに安すぎる事務所は、交渉を適当に済ませてしまったり、対応が事務的で冷たかったりするリスクもゼロではありません。
「結果的に高くついた…。」と後悔しないためにも、目先の費用だけでなく、全体のバランスをしっかり確認しましょう。
債務整理の相談しようとすると、「弁護士事務所」と「司法書士事務所」の2つがあることに気づくと思います。「どちらも法律の専門家なのに何が違うの?」と疑問に思う方も多いはずです。
実は、対応できる業務の範囲に大きな違いがあり、費用やあなたの負担にも関わってきます。
司法書士の特徴は以下のとおりです。
弁護士の特徴は以下のとおりです。
どちらを選べばいいか、おすすめの選択を表にまとめました。
自分の状況に合わせて選ぶのが正解ですが、もし迷ったら、対応範囲に制限のない弁護士に相談するのが確実です。
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債務整理の費用相場と内訳を解説|払えないときの対処法もわかりやすく紹介
債務整理は、手元にお金がない人でも利用できるように考えられた制度です。費用が心配...
見積もりを取ったとき、「着手金」「報酬金」「実費」など、聞き慣れない言葉がたくさん並んでいて混乱したことはありませんか?
各項目が何のお金なのかを知っておくと、費用の仕組みがスッキリ理解でき、見積もりを見たときに「ここは高すぎるな」と判断できるようになります。
着手金(ちゃくしゅきん)とは、弁護士や司法書士に事件を依頼した時点で発生する「手付金」のような費用です。「これから手続きを始めます」というスタート時の費用と考えてください。
最近では、「着手金無料」とうたう事務所も見かけますが、その分報酬金や手数料が高めに設定されていることも多く、結果的に支払う総額が高くなってしまうケースもあります。
入り口のハードルを低く見せて、最終的に費用を回収する、という料金体系になっている場合もあるため、着手金の有無だけで事務所を選ばないことが大切です。
基本報酬(きほんほうしゅう)とは、債務整理の手続きを行うこと自体に対する報酬です。事務所によっては「解決報酬金」と呼ばれることもあります。
この費用は、カード会社1社との和解が成立するごとに発生します。「1社あたりいくら」という定額制になっているのが一般的です。
基本報酬には、以下のような業務の対価が含まれます。
これらは、法律知識と経験を必要とする専門的な作業です。相場の目安は、1社あたり2万円〜4万円程度が一般的です。
この項目は、少しわかりにくいと感じるかもしれません。成功報酬とは、文字通り「成果が出た場合に支払う報酬」です。主に以下の2種類があります。
弁護士の交渉によって本来払うはずだった借金を減らせた場合に発生する報酬です。例えば、利息制限法に基づく引き直し計算によって、100万円の借金が80万円に減ったとします。この場合、「減った20万円」に対して一定の割合(通常10%〜11%)が報酬となります。
最近の任意整理では、元金自体を減らすことが難しいケースが多いため、減額報酬を請求しない事務所も増えています。
過去に払いすぎた利息(過払い金)を取り戻せた場合にかかる報酬です。
過払い金が発生していた場合、借金がゼロになるだけでなく、現金が手元に戻ってくる可能性もあります。
弁護士費用のほかに、「実費(じっぴ)」と呼ばれる追加費用がかかることがあります。これは、切手代や書類のコピー代、裁判所への手数料など、実際に支払う必要のある細かな費用です。
任意整理は裁判所を通さない手続きのため、こうした高額な実費はかかりません。請求されるとしても、事務手数料として数千円程度なので、費用の見通しが立てやすいのがメリットです。
しかし、任意整理が不調に終わったなどの理由で個人再生や自己破産のように裁判所を通す手続きが必要になった場合は、以下のような費用が別途かかります。
さらに自己破産で破産管財人を立てる場合には別途費用がかかることがあります。
債務整理でかかる費用相場は?デメリットや弁護士払えない時の対処法も解説
債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」「特定調停」の4種類がありますが...
「今、お金がない」という状況でも、債務整理を諦める必要は全くありません。多くの人が利用している、費用負担を乗り越えるための4つの具体的な対処法をご紹介します。
多くの方が利用している方法です。債務整理を専門にしている法律事務所の多くは、依頼者の経済状況をよく理解しており、分割払いや後払いに対応しています。
まず、弁護士と契約すると、弁護士がカード会社に「受任通知」を送ります。この通知が届くとカード会社からの督促がストップし、毎月の返済も一時的に止まります。
これまで毎月、たとえば5万円を返済に使っていたとしたら、督促が止まっている間、そのお金が手元に残ることになります。この浮いた分を、弁護士費用の支払いにあてていくのです。
手続きの流れは以下のとおりです。
家計から新たにお金を出さず、支払先を一時的に「カード会社 → 弁護士」に切り替えるだけで今の生活レベルを変えずに、無理なく債務整理を進められます。
「分割払いでも、毎月数万円を払うのは厳しい……」そんな方は、国が設立した公的機関「法テラス(日本司法支援センター)」の利用を検討しましょう。経済的に余裕がない人のために、法テラスが弁護士費用を立て替えてくれる「民事法律扶助」という制度があります。
メリットは以下のとおりです。
利用するには、収入や資産が一定以下である必要があります。地域によっても差があります。(例:単身者の場合、手取り月収が18万2000円以下、資産が180万円以下など)
相談に行く法律事務所が法テラスと契約していれば、事務所経由で申し込みが可能です。予約時に「法テラスを使いたいのですが」と伝えてみましょう。
費用を極力おさえたい場合は、特定調停という選択肢もあります。これは、弁護士や司法書士に依頼せず、自分で裁判所に申し立てる手続きです。
調停では、簡易裁判所の調停委員が間に入り、あなたとカード会社の間を取り持ってくれます。
メリットは主に「費用の安さ」があげられます。
しかし、いくつかのデメリットもあります。
「とにかく時間はあるから、費用を極限まで削りたい」という方以外には、あまりおすすめできない方法です。
「弁護士費用がもったいないから、自分でカード会社と交渉しよう」と考える方もいるかもしれませんが、この方法はあまりおすすめできません。
個人がカード会社に直接電話をして「利息をカットしてください」と頼んでも、多くの場合は相手にされません。
また制度上は自己破産などの手続きを自分で行うことも可能ですが、必要書類の準備や作成はとても複雑で、専門知識なしでは受理されないこともあります。修正のために何度も裁判所に通うことになり、結果的に仕事に支障が出るなど見えないコストがかかってしまいます。
借金の問題は、債務整理に詳しい専門家に任せるのが、もっとも早くて確実な方法です。
任意整理の費用相場と安く抑える方法|払えない時の対処法も解説
毎月の返済が苦しくて任意整理を検討しているけれど「費用がどのくらいかかるのか」「...
ここでは、より具体的なイメージを持っていただくために、手続きごとの詳細な費用相場とシミュレーションをご紹介します。
任意整理は、整理する対象の会社を選べるのが特徴です。「金利が高いリボ払いのカードだけ整理して、車のローンはそのまま払い続ける」といった柔軟な対応が可能です。
費用の内訳(一社あたりの目安)は以下のとおりです。
具体例|3社・借金150万円を任意整理した場合
新しくお金を出すのではなく、支払先を一時的に「カード会社」から「弁護士事務所」に変えるだけで、借金問題の解決につながります。
このように、任意整理は今の収入の範囲内で無理なく始められる方法です。不安な方は、無料相談で「自分ならいくら必要か」を聞いてみましょう。
借金総額が大きく(例えば300万円以上)、持ち家を守りたい場合に選ばれる手続きです。
費用の目安は以下のとおりです。
具体例|借金500万円の人が個人再生した場合
たとえば、500万円の借金が100万円に減れば、400万円の軽減効果となり、弁護士費用が60万円でも、支払総額は160万円で済みます。自宅を守りながら借金を大幅に減らせるため、持ち家がある方にはとても有効な選択肢です。
ただし「借金はそこまで多くない」「収入が高め」などの場合は、思ったほど得にならないケースもあるため、無料相談で自分に合っているかを見極めましょう。
自己破産は借金の返済義務をゼロにできる強力な手続きですが、財産の有無によって手続きの種類が2つに分かれ、費用も大きく変わります。
めぼしい財産がなく、借金の理由にも問題がない場合、手続きが簡単で、費用も安く済みます。
手続きが比較的シンプルで、費用を抑えやすいのが特徴です。
一定の財産(家、車、20万円以上の預金など)がある場合や、ギャンブル・浪費などが原因の場合は破産管財人が選任され、財産の調査が行われます。
管財事件になると、「予納金20万円」を用意するのが大きなハードルになります。しかし、これも弁護士に依頼して督促を止め、その期間中に返済分のお金を予納金の積立としてまわして準備する方が多いです。
受任通知により返済が止まることで、毎月の支出の余裕が生まれます。弁護士は、あなたの収入や生活状況に合わせて、無理のない積立プランを一緒に考えてくれるでしょう。
債務整理と自己破産の違いを比較!弁護士相談前に知るべきポイント
借金の返済が難しくなると、毎月の支払いが大きな負担となり精神的にも追いつめられる...
「費用を安く済ませたい」と思うのは当然ですが、安さだけに注目しすぎると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。後悔しないための注意点をお伝えします。
費用トラブルの多くは、制度や手続きそのものではなく、事前確認の不足から起こります。ここでは、実際に後悔につながりやすい代表的なパターンを見ていきましょう。
最初の見積もりが安かったからと依頼したら、後から「通信費」「出張日当」「事務手数料」などが加算され、最終的に相場より高くなってしまったケースです。
契約書の注意書きや小さな文字に含まれていることも多いため、最初に「これ以外にかかる費用はありますか?」と確認しておきましょう。
Web広告でよく見かける格安事務所の中にはリスクがある事務所も存在します。
和解条件が不利で、整理後も返済が苦しいままということもあり得ます。金額だけでなく、親身に対応してくれるかどうかも重視しましょう。
「早く終わらせたい」と焦って、毎月の積立金を無理な金額に設定してしまうケースです。結果、生活費が足りなくなり、家計が破綻してしまうリスクがあります。
信頼できる事務所は、現実的で無理のない支払いプランを一緒に考えてくれます。見栄を張らず、正直に自分の収支を相談しましょう。
費用のトラブルを避けるためにもっとも効果的な方法は「無料相談」を活用することです。最近では、多くの法律事務所が電話・LINE・対面などで無料相談を行っています。
はじめての相談では遠慮せずにはっきり質問しましょう。
これらの質問に対して、明確な数字や支払いプランを提示してくれる事務所は信頼できます。
逆に、「まずは契約してから詳しく説明します」と曖昧な対応をする事務所は注意が必要です。後になって思わぬ追加費用を請求されるリスクもあります。
また、無料相談を受けたからといって、その場で契約する必要はありません。 「一度持ち帰って検討します」と伝えましょう。複数の事務所で相談して、納得できるところを選ぶのが、後悔しない一番の方法です。
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無料相談を受けるときは、「何をどう聞けばいいのか分からない」と迷ってしまう方も多いかもしれません。以下の3点をしっかり聞いておくことで、後悔のない依頼先選びができます。
「全部コミコミでいくらになりますか?」とズバリ聞きましょう。 特に「減額報酬」があるかどうかは、数万円〜十万円単位で総額が変わることがあるため要チェックです。
この2点を確認できれば、あとから「こんなはずじゃなかった……」を防げます。
経済状況は正直に伝えて大丈夫です。たとえば「給料日が25日なので、毎月30日に支払いたい」など、具体的な相談にも応じてもらえます。
また、収入が一定以下であれば法テラス(※国の法律扶助制度)を利用できる可能性もあります。法テラス対応の事務所であれば、その場で審査手続きをしてくれる場合もあるので、「法テラスは使えますか?」と聞いてみましょう。
あとからの請求を防ぐために、「提示された金額以外にかかる費用はありますか?」と念のため確認してください。
とくに自己破産の場合は、財産の状況などにより「管財予納金(20万円以上)」が必要になる可能性があります。自分が該当するかどうか、事前に聞いておくと安心です。
事前にしっかり聞いて、納得してから契約する。それが、費用面での後悔を防ぐ最大のポイントです。
自己破産の費用を払えない場合どうする?対処法を解説!
この記事は、自己破産後に残った債務に関する正しい情報を取得し、支払いが難しい場合...
債務整理にかかる費用について、少しイメージが湧いてきたのではないでしょうか。
債務整理の費用についてのポイントは以下のとおりです。
「借金の整理をするのに、またお金がかかるなんて……」と矛盾を感じるかもしれません。でも、その費用は「これからの人生を取り戻すための必要経費」といえるのです。
リボ払いを続けていても借金は減りません。でも、弁護士費用を払うことでその穴がふさがり、借金問題に終わりが見えるようになります。
まずは無料相談で見積もりを出してもらうことから始めてみましょう。
この記事の監修者
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