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自己破産

2023.09.012023.12.04 更新

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自己破産を考えるときの基本知識

自己破産とは何か

自己破産とは、破産者となる個人が自ら申立てを行い、法的に借金を無くす手続きのことを言います。財産を手放す代わりに、借金を全て帳消しにできるという特徴があります。ただし、財産を全て失うという大きな犠牲が必要になるため、適用する前にはその利点と欠点を十分理解しておくことが重要です。

自己破産の手続きを理解するために、以下の主なステップを確認してみましょう。

  1. 法律の専門家に相談する:自己破産を検討する場合、最初に法律の専門家、例えば弁護士や司法書士に相談することが推奨されます。法律の専門家は、自己破産が個々の状況に最善の解決策かどうかを評価します。
  2. 申立書を提出する:自己破産の申立書を裁判所に提出します。この申立書には、債務者の財産状況や収入、負債などの詳細が記載されます。
  3. 破産宣告:裁判所は情報を確認し、債務者が自己破産する資格があるかを判断します。適格であれば、裁判所は破産宣告を行い、債務者の財産は破産管財人に引き渡されます。
  4. 債権者への通知:破産宣告がなされると、債権者に通知が行われます。その後、債権者は裁判所に債権申立を行うことができます。
  5. 債務の免除:最後に、全ての手続きが完了したら、裁判所は債務者に対して債務の免除を宣告します。これにより、債務者は法的に借金から解放されます。

以上が、自己破産とは何か、そしてその手続きの流れについての基本的な説明となります。自己破産は深刻な債務問題から解放される方法の一つですが、全ての借金問題に対する万能の解決策ではありません。各自の状況に最も適した解決策を選ぶためには、事前に十分な情報を得て、必要であれば専門家に相談することが大切です。

自己破産のメリットとデメリット

自己破産のメリット

  • 全ての借金が免除される: 自己破産を行うと、基本的に全ての借金が免除され、新たな人生をスタートすることができます。ただし、悪質な借金や賠償責任など、免除できない借金も一部存在します。
  • 返済のプレッシャーから解放される: 借金返済のためのプレッシャーから解放され、日々の生活に集中できるようになります。
  • 返済能力に応じた手続き: 破産宣告は借金の返済が困難な人向けの手続きであり、個々の返済能力を考慮して決定されます。

自己破産のデメリット

  • 信用情報の悪化: 自己破産を行うと、信用情報に破産の記録が残り、新たにローンやクレジットカードを作る際に影響が出る可能性があります。
  • 財産の没収: 自己破産を申請すると、基本的に手元に残る財産は生活最低限度のものだけとなります。ただし、生活に必要な家具や職業上必要な道具などは保護されます。
  • 社会的な制約: 自己破産者は、一定期間、公的な役職に就くことができないなど、社会生活における一部の制約が生じます。

以上が、自己破産のメリットとデメリットです。どちらも十分理解した上で、自己破産を選択するかどうかを決定してください。

自己破産における費用について

自己破産に必要な全体の費用について

自己破産は大きな金額の借金から解放される手段の一つですが、手続きには様々な費用が発生します。具体的な費用を理解し、無理のない範囲で手続きを進めることが大切です。

  • 法律家(弁護士や司法書士)の報酬:自己破産の手続きを専門家に依頼すると、報酬が発生します。料金は専門家や事務所によりますが、大体20万円~30万円程度が一般的です。
  • 裁判費用:自己破産は裁判所を通じて行う手続きなので、裁判費用が必要です。これには申立て費用や書類作成費用などが含まれ、おおよそ5万円程度です。
  • 生活の再建費用:自己破産後の生活再建にも一定の費用が必要です。例えば、新たな住居を確保するための初期費用や生活費、就職活動のための費用などが考えられます。これらの費用は個々の生活状況によるため、一概には言えません。

これらの費用は一度に支払う必要はなく、分割払いが可能なケースもあります。費用については事前に専門家に相談し、自身の経済状況と相談しながら計画的に進めましょう。

法律家の報酬体系

法律家の報酬体系は、依頼内容や個々の事務所により異なります。それでは、自己破産の手続きについて考えてみましょう。以下に一般的な報酬体系について、簡潔に説明します。

法律家の報酬体系の基本

固定報酬制:自己破産の申立て手続き全体を行うための報酬。事前に全額を決定します。

時間報酬制:提供されたサービスの時間に基づいて報酬を算定します。この場合、法律家がどれくらいの時間を費やしたかにより、最終的な費用が変動します。

これらの報酬体系の他に、法律家には以下のような費用が発生する場合があります。

法律家が請求する可能性のあるその他の費用

相談料:初回相談は無料の事務所が多いですが、2回目以降は有料になる場合もあります。

交通費:自宅や裁判所への訪問が必要な場合、交通費が請求されることがあります。

通訳費:外国語が必要な場合、通訳者を確保するための費用が発生することがあります。

以上が、一般的な法律家の報酬体系です。しかし、具体的な費用は、法律家や事務所によって大きく異なるため、契約を結ぶ前にしっかりと確認することが重要です。

裁判費用の詳細

自己破産を申し立てる際には、裁判所に支払う必要がある裁判費用が発生します。ここではその詳細をご紹介します。

裁判費用とは、裁判所が自己破産手続きを進めるために必要な費用のことで、これは誰が申し立てを行っても避けられません。しかし、詳細は一般的には次の3つの部分から成り立ちます。

  • 申立料:これは裁判所に自己破産の申し立てを行うための料金です。具体的な金額は約14,000円となります。
  • 登記簿謄本の取得費:申し立てを行う前に、所有している不動産の有無を確認するために、法務局から登記簿謄本を取得する必要があります。これにかかる費用は約1,000円から2,000円程度です。
  • 印紙代:自己破産が認められた際に、裁判所から発行される破産宣告の決定文に貼る印紙を購入する必要があります。この印紙代は約8,000円です。

また、費用の支払いは一般的に現金のみの取り扱いとなっており、分割払いや後払いは認められていません。そのため、自己破産を申し立てる際には、裁判費用を含めた必要な費用を事前に準備しておくことが重要です。

ただし、これらの費用はあくまで目安であり、個々の状況により変動する可能性があります。​​

費用を下げるための可能性と戦略

自己破産の手続きには、確かにそれなりの費用がかかります。しかし、知識と戦略を持つことで、その費用を下げることが可能です。それでは、具体的にどのような戦略を立てれば良いのでしょうか。ここではそれについて詳しく説明します。

  • 法律家の選択: 最初に行うべきは、報酬体系が明確で、リーズナブルな法律家を見つけることです。自己破産の手続きには専門的な知識が必要なため、多くの人が弁護士や司法書士の助けを借ります。ただし、その費用は依頼先によって大きく異なるため、事前に複数の法律事務所に問い合わせて料金を比較しましょう。
  • 無駄な費用を避ける:手続きの中には、法律家に任せる必要のないものもあります。例えば、必要書類の準備や郵送などです。これらを自分で行うことで、費用を下げることが可能です。
  • 裁判所への申請料の免除:裁判所への申請料は一定の額が設定されていますが、所得が低い場合は免除申請ができます。これを活用すれば、自己破産にかかる費用を一部軽減することが可能です。
  • 費用を分割払いにする:全額を一度に支払うことが難しい場合、分割払いのオプションを選ぶことも可能です。これにより、一時的な負担を軽減することができます。

これらの戦略をうまく使いこなすことで、自己破産にかかる費用を下げることが可能です。そのため、自己破産を考えている方は、これらのポイントを頭に入れておくと良いでしょう。

支払いが難しい場合は法テラスに相談

自己破産を考えた時、一番の心配事は「費用」です。自己破産の手続きには、弁護士や司法書士への報酬と、裁判所に支払う費用が必要です。しかし、すでにお金に困っている状況で、これらの費用を捻出するのは大変ですよね。

そんな時、法テラス(日本司法支援センター)が役立ちます。法テラスは、経済的に困難な方への法的サービスを提供しています。自己破産の手続きを進める際も、法テラスを通じて弁護士や司法書士の費用を立て替えてもらうことが可能です。これにより、経済的に厳しい方でも安心して手続きを進められます。

法テラスを利用するには、収入や財産の状況に応じた審査がありますが、審査を通過すれば、法テラスが費用の一部または全額を負担してくれる場合があります。また、後から分割払いで返済することもできます。

自己破産の費用が心配な方は、まず法テラスに相談してみましょう。法テラスは全国に窓口を持っており、相談は無料です。自己破産に向けた第一歩として、このサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

法テラスHP

自己破産手続きの流れと注意点

自己破産手続きの具体的な流れ

自己破産を決断したら、何をすれば良いのでしょうか。難しそうに思える自己破産の手続きですが、一歩一歩進めていくことで、きちんと進行します。それでは、自己破産手続きの具体的な流れについて説明します。

  1. 法律家への相談:自己破産を始める前に、弁護士や司法書士などの法律家と相談をします。具体的な手続きの流れや、自己破産が自分の状況に適しているかなど、専門的な意見を聞くことができます。
  2. 費用の準備:自己破産には費用が必要です。弁護士費用や司法書士費用、裁判所への申立費用など、必要な費用を準備します。
  3. 債務整理の申請書類の作成:弁護士や司法書士の助けを借りて、債務整理の申請書類を作成します。資産状況や収入、支出などの詳細を書くことが求められます。
  4. 裁判所への申し立て:申請書類が完成したら、裁判所に提出します。これにより、自己破産手続きが始まります。
  5. 財産の管理と処分:裁判所は、債務者の財産を管理し、適切に処分します。この段階では、債務者の所有物が売却され、得られたお金が債権者に分配されます。
  6. 破産宣告:財産の処分が終わった後、裁判所は破産宣告をします。これにより、債務がすべて免除されます。

こうして自己破産手続きは完了します。ただし、破産宣告後も生活再建のための努力が必要です。自己破産は一時的な解決策ではありますが、その後の生活を考えることも大切です。

注意点と落とし穴

自己破産手続きには、様々な注意点と落とし穴が存在します。これらを知っておくことで、手続きをスムーズに進めることが可能になります。

注意点1:初めての手続きでは専門家の助けを求める

自己破産は複雑で困難な手続きです。自己判断で進めてしまうと、重要な手続きを見落としたり、不利益な状況になる可能性があります。専門家の助けを借りて、正確で確実な手続きを進めましょう。

注意点2:全ての財産と収入を正直に申告する

自己破産の手続きでは、所有している財産や収入を全て正確に申告する必要があります。誤った情報を提供したり、申告を避けたりすると、手続きが認められないだけでなく、法的な問題を引き起こす可能性があります。

注意点3:事前に借金の返済を一時停止する

自己破産手続きを始める前に、すでに返済している借金の返済を一時停止することが可能です。この一時停止は法的な措置であり、返済の圧力を軽減する助けになります。

落とし穴1:自己破産後も返済しなければならない借金がある

全ての借金が自己破産により免除されるわけではありません。例えば、養育費の未払いや罰金などは、自己破産後も返済を続けなければならない借金となります。

落とし穴2:自己破産は信用情報に影響を与える

自己破産は信用情報に登録され、一定期間その情報が残ります。これにより、新たな借入やクレジットカードの取得が難しくなる可能性があります。

以上が、自己破産手続きの際の注意点と落とし穴です。それぞれ理解し、手続きに活かしていただくことをおすすめします。

自己破産後の生活

自己破産後のクレジットスコアと生活

自己破産を経験すると、まず心配になるのが信用情報です。これはクレジットスコアとも呼ばれ、借り入れの可能性や信用度を数値で示すものです。自己破産したことは信用情報に記録され、クレジットスコアに大きな影響を与えます。

しかし、自己破産がクレジットスコアに及ぼす影響は永遠ではありません。日本の信用情報機関では、自己破産情報は5年間保管されます。この期間が経過すれば、情報は消去され、再度クレジットカードの発行やローンの契約が可能になります。

では、自己破産後の生活はどのように変わるのでしょうか。具体的なポイントを以下にご説明します。

  • 生活のリセット:自己破産は財産を失う代わりに、借金から解放される制度です。これにより、借金に悩まされていた日々から解放され、新たな生活をスタートすることができます。
  • 信用情報の影響:クレジットカードの発行やローンの契約が一時的に難しくなります。しかし、これは一時的なことであり、時間と共に信用情報はクリアされます。
  • 節約と貯金:自己破産後の生活では、生活費をしっかり管理することが大切です。借金がなくなったからと言って浪費することなく、節約と貯金を心掛けましょう。
  • 再就職とキャリア:自己破産が就職に影響を与えることは少ないですが、金融関連の職種や公務員など、特定の業種では注意が必要です。事前に確認し、キャリアプランを立てていくことが大切です。

自己破産後の生活は、新たなスタートを切る大切な時期です。きちんと計画を立て、生活を見直すことで、再び借金に悩むことなく安定した生活を送ることができます。

自己破産を経験した人の体験談

自己破産を経験した人の体験談を紹介します。これらの体験談を通じて、自己破産の実際の経験から得られる知識や情報を深く理解することができます。

Aさんの場合:借金返済の重圧から解放された

Aさんは過去に事業を立ち上げたが、結果的に失敗し、大きな借金を背負うことになりました。しかし、自己破産を選択したことで、借金の返済の重圧から解放されることができました。

  • 事業失敗後、借金返済のために生活費を切り詰める日々が続いた
  • 弁護士と相談し、自己破産を決意
  • 自己破産手続きが終了した後、初めて心から深呼吸ができたと感じた

Bさんの場合:信用情報への影響を受けた

一方、Bさんは自己破産後にクレジットカードの取得や住宅ローンの申請が難しくなるという信用情報への影響を受けました。

  • 借金返済できず、自己破産を選択
  • 破産後、信用情報が一定期間悪化し、新たなクレジットカードの取得ができなかった
  • しかし、時間を経てからは信用情報が回復し、正常な経済活動が再度可能になった

自己破産は一時的に厳しい状況を生むかもしれませんが、借金から解放され、再スタートを切る機会を提供してくれます。それぞれの体験談から、自己破産が個々の生活にどのような影響を与えるかを理解することができます。

まとめ

自己破産の手続きにはいくつかの費用が発生します。

まず、法務局への申立て料が必要で、これは14,000円です。次に、弁護士に依頼する場合、弁護士費用が発生します。これはケースによりますが、一般的には200,000円から400,000円が相場とされています。

また、弁護士が依頼を受けてから自己破産の申立てが終わるまでの間、生活費や返済費用も考慮する必要があります。これらの費用は個々の生活状況によりますが、自己破産を決断する前にしっかりと計画を立てることが重要です。

さらに、自己破産申立て後に費用が発生する可能性もあります。裁判所からの命令により破産管財人が選任された場合、その報酬が必要となります。

  • 法務局への申立て料:14,000円
  • 弁護士費用:200,000円〜400,000円(ケースにより異なる)
  • 生活費や返済費用:個々の生活状況による
  • 破産管財人報酬:裁判所からの命令により発生

自己破産の費用は複数の部分から構成されており、その全てを考慮に入れることで初めて正確な費用が明らかになります。費用を把握し、適切に計画を立てることが自己破産手続きをスムーズに進めるための重要なステップです。

この記事の監修者

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債務急済運営事務局

株式会社WEBYの債務急済運営事務局。全国400以上の弁護士・司法書士のWEBマーケティング支援に従事。これまでに法律ジャンルの記事執筆・編集を1000記事以上担当。WEBコンサルやHP制作、SEO対策、LMC(ローカルマップコントロール)など様々な支援を通じて法律業界に精通。これらの経験を基に債務整理の際に必要な情報や適切な弁護士・司法書士を紹介している。

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