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弁護士費用が払えない時の対処法!法テラスや債務整理の相談窓口を徹底解説

債務整理

2026.03.312026.03.31 更新

「弁護士費用が払えないから、債務整理できない……」と諦めかけていませんか。

手元にまとまったお金がない方でも、法テラスの立替制度や分割払い対応の法律事務所を利用して問題解決を図ることができます。制度ごとに収入基準や費用総額、督促が止まるまでの期間が異なるため、自分に合った方法を正しく比較しておくことが大切です。

本記事では、弁護士費用が払えない方を対象に、法テラスと法律事務所の分割払いを5つの基準で比較します。依頼の流れや放置した場合のリスクまで説明しているため、参考にしてください。

こんな人におすすめの記事です。

  • 弁護士費用が払えず、債務整理を諦めかけている人
  • 法テラスの立替制度が自分でも使えるのか知りたい人
  • 分割払いや後払いに対応した法律事務所の選び方を知りたい人
  • 費用を先延ばしにするとどのようなリスクがあるのか把握しておきたい人

記事をナナメ読み

  • 法テラスの民事法律扶助なら弁護士費用の全額を無利息で立て替えてもらえる
  • 法テラスの収入基準を超えていても、着手金0円や分割払い対応の法律事務所に依頼できる
  • 法テラスと事務所分割は、費用総額・弁護士の指名・督促停止の速さなど5つの基準で比較して選ぶ
  • 費用が払えないまま放置すると、遅延損害金の加算や給与差し押さえを受けるリスクがある
  • 生活保護を受給中なら法テラスの立替金の免除申請が可能であり、要件を満たせば費用負担を抑えて依頼できる
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弁護士費用が払えなくても債務整理を依頼する方法

弁護士費用が払えない時の解決方法

弁護士費用の支払いが困難な場合は、法テラスの民事法律扶助制度、もしくは弁護士事務所の分割払いのいずれかを利用する方法があります。お金がないのに弁護士に相談していいのか、と引け目を感じる方は多いようですが、費用面の不安を抱える方でも依頼できる制度は整っています。

債務整理は複雑な手続きや外部機関とのやり取りも発生するため、専門家から有効なアドバイスをもらい、適切な救済を求めることが大切です。ネット上の情報だけで手続きを行って失敗するデメリットを避けるためにも、専門家へ相談するのがよいでしょう。

手元にお金がなくても弁護士に依頼できる方法は、以下の2つです。

  1. 法テラスの民事法律扶助で立替払いを受ける
  2. 分割払い・後払いに対応した法律事務所へ依頼する

それぞれの仕組みと利用条件を確認していきましょう。

1. 法テラスの民事法律扶助で立替払いを受ける

法テラスの「民事法律扶助制度」を利用すれば、弁護士費用を法テラスが立て替えてくれます。利用者の生活を圧迫しないように、月5,000〜10,000円程度の無利息分割払いで返済が可能です。

借金問題を抱えている時点で経済的に厳しいのは当然で、制度側もその状況を想定して運用されています。債務整理は法テラスへの相談件数が多い分野で「費用が払えない」状態にある方こそ想定された利用者像です。

利用にあたっては、収入と資産の基準を満たしていなければなりません。収入基準は居住地域によって異なり、目安となる月収は単身者で約18.2万円以下、2人家族で約25.1万円以下です。

民事法律扶助の特徴は、以下の3つです。

  • 弁護士費用の全額を法テラスが立替払い
  • 返済は無利息・月5,000〜10,000円の分割
  • 収入・資産が一定基準以下であれば利用可能

民間の法律事務所と比べ、無利息で返済できる点は法テラス最大の強みといえます。

法テラスを利用した債務整理費用の抑え方については、以下の記事で詳しく解説しています。

個人再生の費用は法テラスで抑えることができる?手続きの流れと相談方法を解説

2. 分割払い・後払いに対応した法律事務所に依頼する

法テラスの収入基準を超えている方であれば、分割払いや後払いに対応した民間の法律事務所が現実的な方法です。

債務整理の分野では、着手金0円・完全成功報酬制や着手金の分割払いを設定している事務所も少なくありません。たとえば、着手金を無料とし減額できた金額に応じた報酬だけを後払いする事務所や着手金を6〜12回程度の分割で受け付けている事務所もあります。複数の事務所を比較し、初回相談を利用して検討してください。

相談時に確認すべき項目や注意点は、以下のとおりです。

  • 着手金の分割回数と実際の月々の支払額はいくらか
  • 後払い・成功報酬制の場合、報酬金の計算方法はどうなるか
  • 途中解約時の費用精算ルールはどう定められているか

「費用が払えない」ケースは、弁護士にとって珍しい相談ではありません。2〜3か所の無料相談を利用して見積もりと支払いプランを比較してみましょう。

法律事務所への依頼から手続き完了までの具体的な流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。

任意整理の流れを7ステップで解説|弁護士・法律事務所でかかる費用と手続・期間も照会

法テラスと法律事務所の分割払いを5つの基準で比較

弁護士費用が払えない時の比較基準

法テラスの立替制度と法律事務所の分割払いは、それぞれメリットが異なります。どちらを選ぶべきかは収入状況や優先したい条件によって変わるため、一概には決められません。

両者を比較する基準は、以下の5つです。

  1. 収入と資産|基準以下なら法テラスが第一候補
  2. 費用の総額|法テラスは無利息で事務所分割より安い
  3. 弁護士の選択|指名したいなら事務所分割が確実
  4. 督促停止の速さ|急ぐなら事務所分割が有利
  5. 返済免除の有無|生活保護受給者は法テラス一択

自分の状況に当てはめながら読み進めてみてください。

1. 収入と資産|基準以下なら法テラスが第一候補

法テラスを利用するには、世帯の月収と保有資産がそれぞれ基準額以下である必要があります。収入基準と資産基準の両方を満たしておくと安心です。

世帯人数月収基準(手取り)資産基準
1人18.2万円以下180万円以下
2人25.1万円以下250万円以下
3人27.2万円以下270万円以下
4人29.9万円以下300万円以下

ただし、月収基準は東京都特別区や大阪市など「生活保護一級地」の場合は、上記の金額よりも2〜3万円ほど高めに設定されています。

月収は手取り額で判定されるため、額面給与がやや高めでも基準内に収まるケースは少なくありません。家賃や医療費、養育費などの負担がある場合は一定額が控除されるため「ギリギリ超えそう」と感じる方も諦めずに相談してみてください。

基準を超える場合は、法テラス契約弁護士への「持ち込み方式」か、法律事務所の分割払いを利用する方法があります。

2. 費用の総額|法テラスは無利息で事務所分割より安い

法テラスの立替金返済には、利息が一切かかりません。立替金額と返済総額が同じなので、費用の見通しが立てやすい点が強みです。

参考までに、法テラスと事務所分割を比較してみました。

比較項目法テラス事務所分割
任意整理1社あたりの費用目安約4〜5万円約5〜8万円
金利0%(無利息)事務所による(原則0%)
返済総額立替金と同額立替金+利息分が加算される場合あり

ただし、法テラスは月5,000〜10,000円の少額返済が基本で、返済期間が長引く分だけ家計管理の負担は続きます。事務所分割のほうが短期間で完済でき、精神的な負担が軽いと感じる方もいるでしょう。

費用総額だけでなく、無理なく払える返済額まで比較するのがおすすめです。

3. 弁護士の選択|指名したいなら事務所分割が確実

法テラスには「持ち込み方式」がありますが、報酬基準が通常より低いため対応していない事務所も一定数存在します。「この先生にお願いしたい」と決めているなら、事務所の分割払いを選ぶほうが確実です。

一般的に弁護士の業務範囲は広く、相続や遺産問題、離婚に伴う慰謝料や財産分与、不動産トラブル、さらには刑事事件での逮捕や示談成立、男女トラブル、ネットの誹謗中傷など多岐にわたります。

そのため、借金問題の実績が豊富で、債権者との協議において経済的利益を獲得できる見込みが高い弁護士を選ぶことがカギになります。債務整理の弁護活動に注力している法人や企業を選ぶことで、より期待通りの結果を得やすくなる傾向にあります。

  • 相性重視派:信頼できる弁護士が見つかったら、事務所分割で指名する
  • 費用最優先派:法テラスの低コストを優先し、配点された弁護士で進める

借金の問題は毎月の収支内訳や保険・貯蓄の状況まで開示するため、信頼できる相手かどうかが手続き中の安心感に直結します。どちらを優先するかは自身の価値観次第なので、無料相談で弁護士の対応を確かめてから決めると良いでしょう。

4. 督促停止の速さ|急ぐなら事務所分割が有利

毎日のように督促電話が鳴っている状況なら、契約後すぐに受任通知を送れる事務所分割のほうが有利です。法テラスの場合、申し込みから援助の開始決定まで通常2〜3週間かかります。

弁護士に債務整理を依頼すると、弁護士から各債権者へ「受任通知」が送付されます。貸金業法では、弁護士から受任通知を受け取った貸金業者は、正当な理由なく債務者に直接取り立ててはならないと定められています。弁護士に依頼した時点で、日々の督促電話や取立てから解放されるのです。

ちなみに、貸金業法では取り立てについて以下のように決められています。

貸金業法第21条第1項第9号
債務者等が、貸付けの契約に基づく債権に係る債務の処理を弁護士若しくは弁護士法人若しくは司法書士若しくは司法書士法人(以下この号において「弁護士等」という。)に委託し、又はその処理のため必要な裁判所における民事事件に関する手続をとり、弁護士等又は裁判所から書面によりその旨の通知があつた場合において、正当な理由がないのに、債務者等に対し、電話をかけ、電報を送達し、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は訪問する方法により、当該債務を弁済することを要求し、これに対し債務者等から直接要求しないよう求められたにもかかわらず、更にこれらの方法で当該債務を弁済することを要求すること。

参照: e-Gov法令検索|貸金業法第21条

上記を踏まえると、督促の状況に応じて以下のように判断すると良いでしょう。

  • 督促が毎日来ている・返済期限まで2週間以内
    →事務所分割で即日〜数日以内に受任通知を送付してもらう
  • まだ督促はないが近い将来返済が厳しくなる
    →法テラスの審査期間を見込んで早めに申し込む

5. 返済免除の有無|生活保護受給者は法テラス一択

生活保護を受給中の方は、所定の要件を満たすことで法テラスの立替金が免除される可能性があり、費用負担を抑えて弁護士に依頼できます。また、自己破産で免責決定を受けた後、なお返済が困難と認められた場合にも免除される可能性があります。

事務所の分割払いには、こうした免除制度がありません。

「費用を返せるか不安で相談すらできない」と感じている方こそ、法テラスに連絡してみてください。生活保護受給者にとって法テラスは、費用負担なしで法的トラブルを解決できる唯一の制度です。

【Yahoo!知恵袋の声】弁護士費用が払えず自己破産できない人の声

Yahoo!知恵袋では、自己破産を考えていても、弁護士費用が払えないという切実な声が見られました。

質問
自己破産したいが弁護士費用が払えません。無償か安くやってくれるところを知りませんか?

あなたのために親身に話を聞きますとか書いてあった弁護士は、お金が払えないと知ったら断ってきました。 法テラスの利用を勧められましたが、分割払いでも払えません。生活保護も勧められましたが、車中泊なので無理です。

無償から1万円くらいでやってくれるところ教えて下さい。

引用:Yahoo!知恵袋

弁護士費用が払えない理由だけで自己破産を諦める必要はありません。一人で悩みを抱え込まず専門家に相談することで、利用できる制度や自分に合った解決策が見つかることもあります。

相談は無料、初期費用0円で全国の弁護士・司法書士に相談できます。東京や大阪など都市部だけでなく、地方にお住まいの方でも大丈夫。まずは気軽に専門家を探してみてはいかがでしょうか。

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法テラスで債務整理を依頼する流れ

法テラスで弁護士費用を抑える手順

法テラスで債務整理を依頼する場合、予約から立替金の返済まで4つの段階で進みます。全体の流れは以下のとおりです。

  1. 法テラスに予約して無料法律相談を利用する
  2. 収入・資産の審査書類を提出する
  3. 援助の開始決定後に弁護士が受任通知を送付する
  4. 手続き完了後に月5,000〜10,000円で立替金を返済する

事前に流れを把握しておけば、書類不備による手戻りや審査中の不安を減らせるでしょう。

STEP1. 法テラスに予約して無料法律相談を利用する

予約方法は電話(0570-078374、平日9時〜21時・土曜9時〜17時)とWeb予約の2つです。無料相談は1回30分、同じ案件について最大3回まで利用できます。

相談をスムーズに進められるように、以下の資料を事前に準備しておきましょう。

  • 借り入れ先の一覧(消費者金融・クレジットカード・銀行ローンなど)
  • 各社の残高がわかる書類(明細書・残高証明書・マイページの画面コピー)
  • 直近2〜3ヵ月分の給与明細と預金通帳のコピー

直近の日程で取れない場合もあるため、まだ書類が揃っていない場合でも予約だけ先に入れておくのがおすすめです。予約日までに資料を集めれば、十分に間に合います。

電話するだけでも緊張するかもしれませんが、法テラスの相談員は費用に困っている方からの相談を日常的に受けています。状況を責められるようなことはないため、安心して電話しましょう。

STEP2. 収入・資産の審査書類を提出する

無料相談で援助の見込みありと判断されたら、収入と資産を証明する書類を提出します。

  • 給与明細書(直近2〜3ヵ月分)または源泉徴収票
  • 市区町村が発行する課税証明書・非課税証明書
  • 年金を受給中の方は、年金振込通知書や年金額改定通知書
  • 自営業者は確定申告書の控え

配偶者がいる場合は、配偶者の給与明細や課税証明書も必要です。書類の不備がないか不安な場合は、提出前に相談員へ確認するだけで差し戻しを防げ、審査期間を短縮できます。

STEP3. 援助の開始決定後に弁護士が受任通知を送付する

書類提出から援助の開始決定まで通常2〜3週間ほどかかるため、それまでは待機しましょう。連絡がない間に、法テラス内部で収入・資産の審査や担当弁護士の選定が進んでいます。

原則として決定後、担当弁護士が各債権者へ受任通知を送付し、貸金業法の規定により督促や取立てが止まります。督促が厳しく急いで止めたい場合は、相談時に事情を伝えれば決定前に受任通知を送付してもらえるケースもあります。

受任通知後に弁護士が対応してくれる内容を、債務整理の種類ごとに以下の表にまとめました。

債務整理の種類内容
任意整理各債権者と利息カット・返済条件の交渉を開始
(目安は3〜4ヵ月、債権者数が多い場合はさらに時間がかかる可能性あり)
個人再生・自己破産必要書類の収集と裁判所への申立て準備を進める

弁護士から書類提出や事実確認の連絡が入った際は、早めに返答してください。

STEP4. 手続き完了後に月5,000〜10,000円で立替金を返済する

手続き完了後、月5,000~10,000円の無利息分割で法テラスへ返済します。返済期間は原則3年以内と決められているものの、厳しい場合は5年以内に認められるケースもあります。

毎月数万円の借金返済に追われていた状況と比べれば、家計の負担は軽く感じられるでしょう。

返済開始後に失業や大きな事故、病気などで収入が減った場合は、返済猶予を申請できます。法テラスへ連絡して所定の書類を提出すれば審査してもらえるので、過度に心配する必要はありません。

【Yahoo!知恵袋の声】法テラス利用時の不安や疑問

Yahoo!知恵袋では、法テラスで本当に弁護士が見つかるのか、不安に思う声が見られました。

質問
弁護士費用が払えないときに法テラスがあるとよく言われますが、受任してくれる弁護士が見つからない場合諦めるしかないのでしょうか? また控訴審からはさらに受任してくれる弁護士を探すのが難しくなるのでしょうか?

引用:Yahoo!知恵袋

法テラスの利用を検討していても、本当に弁護士が見つかるのか、手続きが滞りなく進むのか、不安に感じてしまいますよね。

しかし、一人で悩みを抱え込む必要はありません。法テラス以外にも、相談無料、初期費用0円で親身に対応してくれる事務所は数多く存在します。まずはお近くの弁護士会や全国の弁護士・司法書士に相談し、自分に合った専門家を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。

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法律事務所の分割払いで債務整理を依頼する流れ

弁護士費用を分割払いで依頼する流れ

民間の法律事務所で分割払いを利用する場合も、4つの段階で進みます。全体の流れは以下のとおりです。

  1. 無料相談で費用の見積もりと総支払額を確認する
  2. 契約を締結し受任通知の送付時期を確認する
  3. 弁護士費用を積み立てながら手続きを進める
  4. 手続き完了後に残りの費用を精算する

法テラスとの違いは、分割条件を事務所と直接交渉できることです。各段階で確認すべき内容を、順番に見ていきましょう。

STEP1. 無料相談で費用の見積もりと総支払額を確認する

無料相談の段階で、着手金の金額・分割可能な回数・金利の有無の3点を必ず確認してください。「月○万円なら払えます」と率直に伝えると、弁護士側も分割プランや解決策を提案しやすくなり、スムーズに手続きを行うことができます。

債務整理の弁護士費用には、一般的に相談料・着手金・成功報酬・実費の4つがあります。相談料は無料の事務所も多く、着手金は弁護士が手続きを始める際にかかる費用で、結果に関わらず発生します。

成功報酬は減額や免責などの成果に応じて発生する費用、実費は郵便代や交通費などです。事務所によって費用体系は異なるため、契約前にすべての費用項目を書面で確認しておきましょう。

高額な費用がかからないか事前にしっかり調査し、毎月の支払い義務について知ることが大切です。手続きごとの費用相場と分割時の月額目安は、以下のとおりです。

手続き弁護士費用の相場裁判所費用12回分割時の月額目安
任意整理1社あたり5万〜15万円不要約1.7万〜2.5万円
(3社の場合)
自己破産30万〜80万円程度1万〜50万円程度約2.5万〜6.7万円
個人再生40万〜60万円程度3万〜30万円程度約3.3万〜5.0万円

見積もりを受け取ったら、分割手数料や金利の上乗せ、追加費用の発生条件まで漏れなく確認しましょう。費用面での懸念をなくすためには、総支払額を書面上で確定させてから契約することが大切です。

STEP2. 契約を締結し受任通知の送付時期を確認する

契約の際は、受任通知をいつ送ってもらえるか確認してください。着手金の完納前でも受任通知を送付してくれる事務所を選べば、督促を早く止められます。

契約書が発行されたら、以下の項目を署名前にチェックしてください。

  • 分割払いの回数・期限と月々の支払額
  • 支払いが遅れた場合の対応(辞任条件など)
  • 着手金以外に発生しうる追加費用の有無

内容に問題がなく、納得できるようであれば、署名して契約を締結しましょう。

STEP3. 弁護士費用を積み立てながら手続きを進める

受任通知が届いた時点で、債権者への返済はストップします。毎月の返済に回していたお金を、そのまま弁護士費用の積立に充てる仕組みです。

たとえば、毎月5万円を借金返済に充てていた方なら、その5万円が積立原資に変わります。任意整理の着手金が20万円であれば、月5万円の積立で約4ヵ月後には全額を払い終える計算です。

積立期間中、弁護士は並行して債権者との交渉や申立て準備を進めてくれるため、家計の支出総額は大きく増えずに済むでしょう。

STEP4. 手続き完了後に残りの費用を精算する

手続き完了後に残りの費用を精算します。過払い金が発生していた場合、回収額から弁護士報酬を差し引いた金額が手元に返ってきます。たとえば過払い金80万円を回収し、報酬が回収額の22%にあたる17.6万円(=80万円×22%)だったとすると、戻ってくる金額は約62万円(≒80万円-17.6万円)です。

残債が残る任意整理では、和解内容に沿った毎月の返済が続きます。返済額は利息カット後の元金のみになるため、依頼前より月々の負担は軽くなっているはずです。

なお、和解後に計画どおりの返済が難しくなった場合でも、すぐに担当弁護士へ相談すれば、債権者への支払い猶予の交渉や和解条件の組み直しといった対応が可能です。一時的な資金不足であれば、プール金(積立金)から支払えます。どうしても返済再開の見込みが立たない場合は、自己破産や個人再生への方針変更も含めて弁護士と検討できるため、一人で抱え込まず早めに連絡してください。

完了後は信用情報の登録期間(任意整理で約5年、自己破産・個人再生で約5〜7年)を意識しながら、家計の立て直しに集中しましょう。

【Yahoo!知恵袋の声】費用を分割払い中の手続きに関するリアルな疑問

Yahoo!知恵袋では、弁護士費用を分割で支払っている間、手続きがちゃんと進むのかどうか、疑問に思う声が見られました。

質問
自己破産の手続きにあたり、弁護士費用50万円を分割で5万円ずつ払っている間にも法律事務所やそこの弁護士によっては裁判所に提出する必要書類が揃っているなどの条件が整っていれば、 申し立てに移るのでしょうか?

引用:Yahoo!知恵袋

弁護士費用の支払いが終わらないと手続きが進まないのでは、と不安になりますよね。引用した方のように、分割払い中の手続きの進め方について疑問を持つのは当然です。事務所によっては、費用の積立と並行して手続きを進めてくれる場合も少なくありません。

相談は無料、初期費用0円で対応してくれる事務所もあります。まずは全国の弁護士・司法書士の中から、ご自身の状況に合った支払いプランや手続きの流れを気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

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弁護士費用を払えず債務整理を先延ばしにするリスク

弁護士費用が払えず先延ばしにするリスク

弁護士費用を払えないことを理由に、債務整理を先延ばしする方もいるでしょう。しかし、債務整理を後回しにする判断は、実はコストが最も高くつくかもしれません。放置の代償は時間とともに確実に大きくなります。

先延ばしにより起こりうるリスクは、以下の5つです。

  • 遅延損害金の加算で借金総額が膨らむ
  • 債権者から訴訟を起こされ給与を差し押さえられる
  • 対応が遅れるほど選べる債務整理の手続きが限られる
  • 信用情報の回復が遅れて生活再建の時期がずれる
  • 精神的な負担が長期化し生活全体に悪影響が及ぶ

早期に動く経済的な合理性を確認しておきましょう。

遅延損害金の加算で借金総額が膨らむ

返済期日を1日でも過ぎると、遅延損害金は自動的に発生します。貸金業者の場合、遅延損害金の上限利率は年20.0%と法律で定められています。

利息制限法第7条第1項
第四条第一項の規定にかかわらず、営業的金銭消費貸借上の債務の不履行による賠償額の予定は、その賠償額の元本に対する割合が年二割を超えるときは、その超過部分について、無効とする。

参照: e-Gov法令検索|利息制限法第7条

放置した場合の遅延損害金が膨らみ、元金100万円の場合における借金総額は以下のとおりです。

放置期間遅延損害金(年20%)借金総額
半年約10万円約110万円
1年約20万円約120万円
2年約40万円約140万円

しかし、債務整理を弁護士に依頼すれば、その時点で遅延損害金の免除や大幅な圧縮を交渉してもらえます。

債権者から訴訟を起こされ給与を差し押さえられる

返済滞納が数ヵ月続くと、債権者は裁判所を通じた回収手続きに移行します。まず督促状や催告書が届き、それでも支払いがなければ、裁判所からの訴状や支払督促の送達へ段階的に進みます。

滞納開始からおよそ3〜6ヵ月で給与の差し押さえが実行されるケースも少なくありません。

差し押さえの対象は、原則として手取り額の4分の1です。手取り額が44万円を超える場合は、33万円を差し引いた全額が対象になります。差し押さえが執行されると、完済まで毎月の給与から天引きが続きます。

手取り25万円なら、4分の1にあたる約6万円が毎月自動的に差し引かれ、家賃や光熱費の支払いが一気に苦しくなるでしょう。

民事執行法第152条第1項
次に掲げる債権については、その支払期に受けるべき給付の四分の三に相当する部分(その額が標準的な世帯の必要生計費を勘案して政令で定める額を超えるときは、政令で定める額に相当する部分)は、差し押さえてはならない。一 債務者が国及び地方公共団体以外の者から生計を維持するために支給を受ける継続的給付に係る債権二 給料、賃金、俸給、退職年金及び賞与並びにこれらの性質を有する給与に係る債権

参照: e-Gov法令検索|民事執行法第152条

差し押さえ命令が勤務先に直接届くため、職場での信用にも傷がつきます。「まだ大丈夫」と感じている今が、相談の適切なタイミングです。

訴訟や差し押さえに発展した場合の連帯保証人への影響については、以下の記事で詳しく解説しています。

自己破産すると連帯保証人はどうなる?債務整理の影響と対処法を徹底解説

対応が遅れるほど選べる債務整理の手続きが限られる

早期に動けば「任意整理」で解決できるケースでも、滞納が長引いて訴訟や差し押さえまで進んでしまうと、個人再生か自己破産しか選べなくなります。任意整理は不可能ではありませんが、債権者は差し押さえにより確実に回収できることから、基本的には応じてもらえないと考えてください。

手続き信用情報の登録期間主な生活への影響
任意整理約5年比較的少ない
個人再生約5〜7年官報掲載・安定収入が必須
自己破産約5〜7年資産没収・一部職業の制限あり

手続きの自由度は、時間が経つほど確実に狭まっていきます。任意整理なら家族に知られにくく財産も手元に残せるのに対し、自己破産では官報への掲載や資産の処分がともないます。方法を選べる段階のうちに、相談しておくことが大切です。

対応が遅れて個人再生が難しくなるケースについては、以下の記事で詳しく解説しています。

個人再生で失敗した体験談と確実に成功するためのコツを紹介!

信用情報の回復が遅れて生活再建の時期がずれる

債務整理すると信用情報機関へ異動が登録され、契約期間中もしくは契約完了後から起算されます。登録される期間は任意整理なら約5年、個人再生・自己破産で約5〜7年が目安です。たとえば、任意整理の場合は完済が2年後になれば、異動が消去されるのは7年後になります。

登録期間中はクレジットカードの新規発行や住宅ローン審査に通過しないと考えてください。信販系の賃貸保証会社を使う物件では保証審査で信用情報を照会されるため、契約を断られる場合があります。

子どもの進学資金でローンを組みたい、引越して環境を変えたいと思っても、信用情報が回復するまでは実現が難しくなります。待った分だけ生活再建のスタートラインが後ろにずれていくため、中長期を見据えて早めに手続きしましょう。

精神的な負担が長期化し生活全体に悪影響が及ぶ

借金の問題を放置している間、頭の中から不安が消える日はほとんどありません。たとえば、朝スマートフォンが鳴るたびに「督促では」と身構えます。郵便受けを開くのにも緊張が走る日常が数ヵ月、時には数年にわたり続きます。

慢性的なストレスは睡眠の質を下げ、仕事中のミスや家族関係の悪化を招きます。仕事の評価が下がれば収入にも響き、返済が一段と苦しくなるという悪循環に陥りかねません。

債務整理を早期に完了させれば、経済的な負担だけでなく精神的な重圧からも解放されます。

【Yahoo!知恵袋の声】支払いの遅れと遅延損害金に関する悩み

Yahoo!知恵袋では、支払いが遅れて発生した遅延損害金が、将来のローン審査にどう影響するのか不安に思う声が見られました。

質問
遅延損害金があると今後ローンは組めないのでしょうか? はじめてなりました。 数日遅れてしまいました。

引用:Yahoo!知恵袋

たった数日の遅れでも、将来への不安は大きいものですよね。このように借金問題を放置すると、遅延損害金で返済総額が膨らむだけでなく、精神的な負担も増え続けます。

「費用が心配で…」と専門家への相談をためらっている間にも、状況は悪化してしまうかもしれません。相談無料、初期費用0円で対応してくれる事務所もありますので、まずは全国の弁護士・司法書士に現状を話し、解決への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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【まとめ】「払えない」と先延ばしにせず早めに専門家へ相談しよう

弁護士費用が払えない時のまとめ

弁護士費用の支払いが困難な場合は、法テラスの民事法律扶助制度、もしくは弁護士事務所の分割払いのいずれかを利用する方法があります。法テラスの民事法律扶助なら無利息で立替払いを受けられ、生活保護を受給中で一定の要件を満たす場合は、立替金の免除を受けられる可能性があります。

費用の問題で相談を先延ばしにするほど、遅延損害金の加算や給与差し押さえのリスクが高まります。「払えない」は弁護士に依頼できない理由にはなりません。当記事の事例を参考にして、ぜひ第一歩を踏み出してください。

居住エリアや相談内容に合わせて専門家を探したい方は、債務整理に特化した専門家検索サービスをぜひご活用ください。

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この記事の監修者

この記事に関係するよくある質問

債務整理の費用を分割払い中に借金が増えたらどうなりますか?
分割払い中に新たに借り入れすると、委任契約違反とみなされる場合があります。最悪の場合、弁護士が辞任し費用の返金トラブルへ移る恐れがあるため、資金が足りない時は借り入れ前に担当弁護士へ連絡してください。月々の分割額の引き下げや任意整理から自己破産への方針変更など、状況に応じた対処を一緒に検討してもらえます。「支払いが厳しくなりそうだ」と感じた時点で、早めに声を上げることが大切です。
弁護士費用特約や日弁連の援助制度は債務整理に使えますか?
どちらも債務整理には原則として使えません。弁護士費用特約は交通事故や日常生活トラブルが対象で、自身の債務に関する手続きは補償範囲外です。日弁連の援助制度も犯罪被害者支援など特定分野向けのため、同様に対象外となります。上述したように、債務整理の費用負担を軽くする方法は法テラスの民事法律扶助か分割払い対応の法律事務所への直接相談の2つです。
家族に知られずに法テラスを利用できますか?
配偶者がいる場合は審査時に配偶者の収入資料を求められるケースがあり、完全に秘密を保つのは難しいといえます。仮にごまかせたとしても、何かのきっかけで発覚した際にトラブルへと発展しかねないため、正直に話したほうが良いでしょう。なお、相談時に「家族に知られたくない」と伝えれば、郵送のタイミングや送付先について配慮してもらえる場合があります。
依頼した弁護士を途中で変更できますか?
依頼後でも弁護士の変更はできます。ただし法テラス利用中は再審査・承認が必要で、事務所分割の場合はすでに支払った費用の清算と再契約が発生し、着手金が二重にかかる可能性もあります。変更にはコストと時間がかかるため、最初の相談段階で「説明がわかりやすいか」「質問しやすい雰囲気か」という観点で、弁護士を入念に選定するのが一番の対策です。
任意整理と自己破産で弁護士費用はどのくらい違いますか?
任意整理の相場は1社あたり5万〜15万円であるのに対し、自己破産は弁護士費用だけで50万〜80万円程度、さらに裁判所への申立費用(1万〜50万円程度)が加わります。法テラスなら月5,000〜10,000円の無利息分割で申し込めます。また、弁護士費用の分割払いに対応している事務所では、基本費用を最大10〜12回程度に分けて支払えるところもあります。費用が安い任意整理で対応できるうちに動くのが理想ですが、返済の見込みが立たない場合は個人再生や自己破産も検討しましょう。

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