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事故情報はいつ消える?登録の仕組みから消滅後の信用回復までを解説

お金の悩み

2026.04.302026.04.30 更新

ローン審査に落ちて、事故情報の有無や消えるまでの期間が気になっている方も多いでしょう。事故情報には原因ごとに登録期間が定められており、完済後おおむね5〜7年で消滅します

ただし起算日の考え方や信用情報機関ごとの違いを正しく理解しないと、いつまで待てばよいか見通しが立ちません。ここでは、事故情報が登録される条件や消滅までの期間、住宅ローン審査へ進む手順について全体像を説明します。

こんな人におすすめの記事です。

  • ローンやカードの審査に落ちて事故情報が原因ではないかと不安な人
  • 事故情報が何年で消えるのか具体的な期間と起算日を知りたい人
  • 事故情報を早く消す方法や誤登録の訂正手続きを調べている人
  • ブラック期間中に避けるべき行動や使える決済手段を把握したい人
  • 事故情報の消滅後に住宅ローン審査へ進む手順を知りたい人

記事をナナメ読み

  • 延滞61日超または3ヶ月以上で異動情報が登録され、事実であれば本人から削除できない
  • 任意整理は完済日から5年、個人再生や自己破産は開始決定日から5〜7年で事故情報が消滅する
  • ブラック期間中は10万円以上の端末分割購入や半年以内の複数申込みを避ける
  • 消滅確認後は少額クレカで返済実績を半年以上積み、過去の債権者グループを避けて住宅ローンに申し込む
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事故情報が登録・管理される仕組み

事故情報の登録と管理の仕組み

事故情報は一定の条件を満たすと信用情報機関に登録され、事実である限り本人の意思では消せません。誤った情報であれば訂正の手続きが用意されています。

  • 延滞61日超または3ヶ月以上で異動情報が登録される
  • 登録内容が事実であれば本人から削除を請求できない
  • 誤登録は登録元会社への調査依頼で訂正できる

延滞61日超または3ヶ月以上で異動情報が登録される

返済日から61日以上または3ヶ月以上の延滞が続くと、信用情報機関に「異動」として事故情報が登録されます。CICもJICCも判定基準は同じですが、金融機関が信用情報機関へ報告するタイミングは通常月1回です。

延滞が61日を超えた翌日にすぐ登録されるわけではなく、次の報告日まで数日〜数週間のタイムラグが生じます。延滞の初期段階である1〜60日では、入金状況欄に「A」(未入金)のマークが付くものの、異動情報そのものはまだ記録されません

今まさに延滞が始まっている方は、ローン契約などが制限される「61日」を前に返済できるかが分かれ目です。1日でも早く金融機関へ連絡し、返済計画の相談を持ちかけてください。

ブラックリストに載る条件や影響については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください。

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参照:CIC|CICが保有する信用情報

登録内容が事実であれば本人から削除を請求できない

CICやJICCいずれの信用情報機関でも登録内容が事実である限り、本人からの訂正や削除の請求は認められません。正規の手段以外に抜け道はないのが現実です。

ネット上には「着手金○万円で信用情報をクリーンにする」とうたう業者や広告が散見されますが、詐欺の可能性が高いと判断できます。信用情報機関が外部業者の依頼で記録を抹消する仕組み自体がなく、高額な報酬だけ取られて何も変わらないケースが報告されています

事故情報を消す正規のルートは主に以下の2つです。

  • 完済後に所定の登録期間が経過するのを待つ
  • 時効援用によって債務自体を消滅させる

ただし時効の場合、内容証明郵便による援用通知の送付など正しい手続きを踏まなければ信用情報は自動で消えません。また、信用情報機関によっては時効成立後も一定期間情報が残るケースがあります。

機関によって対応が異なるため、焦って自力で進めるよりも弁護士や司法書士に手続きを任せたほうが、結果的に早く信用回復へ向かえます。

ブラックリストの消し方や信用回復の方法については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください。

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ブラックリストの消し方|信用情報を回復して再び審査に通る方法

ブラックリストの消し方|信用情報を回復して再び審査に通る方法

クレジットカードの審査に落ちたり、ローンが通らないと、「ブラックリストに載ってい...

参照:CIC|登録されている情報を訂正・削除できるのですか?

誤登録は登録元会社への調査依頼で訂正できる

開示報告書の内容に身に覚えがない場合、誤登録として訂正できる可能性があります。まず連絡すべき相手は、CICやJICCではなく情報を登録した金融機関や貸金業者です。

信用情報機関はデータの「預かり先」にすぎず、中身を書き換える権限は登録元の会社にしかありません。完済済みなのに残高ありと記録されていれば、その誤情報のせいで住宅ローンやカード審査に通らない状態が続きます。

誤登録の訂正は以下の手順で進めてください。

  1. 登録元会社の顧客サービス窓口へ電話し、開示報告書の記載内容に事実と異なる点があると伝える
  2. 完済済みなのに残高が残っている場合は、完済証明書を手元に用意しておく
  3. 登録元会社との協議で解決しなかった場合は、CICやJICCに対して調査依頼を出す

JICCではサポートダイヤルから調査依頼の相談が可能です。登録元での確認や月1回のデータ更新を挟むため、訂正完了までの目安は1〜2ヶ月程度です。誤りを見つけたら早めに連絡しましょう。

参照:JICC|開示結果の内容に心当たりがない場合

【専門家の回答】ローン審査に落ちる原因がわからない…FPの見解は?

専門家プロファイルでは、ファイナンシャルプランナーの上津原章さんが、ローン審査に通らないという相談に回答しています。

質問
初めまして。飯塚と申します。 今回、外溝工事をしました。支払は何かの外溝ローンや銀行等で取り扱っている各種ローン(フリーローンとか・・・)を利用しようと思っておりました。ところがどのローンの申し込みをしても審査が通りません。主人の名義でやっても、もちろん私の名義でやっても・・・。 自分で考えた結果もし通らない理由としたら ・住宅ローンがまだ2800万ほど残っている。(主人名義です) ・生活費や公共料金をカード払にしているのですが、たまに口座から残高不足で引き落としができない時があった。(もちろんすぐに指定された口座に支払済みです) ・私も働いているのですが(フリーのエアロビクスインストラクターです)年収が46万と低い。(こちらは経費等を差し引くとこの金額です。) ・上記の理由でローンが通らなかったのでとりあえず持っていたカードでキャッシングをして50万支払をした。 こんな感じです。主人の年収は380万で会社員、勤務年数は約3年です。家族は妻の私と5歳の息子が一人です。これから車が壊れたり、家電が壊れて審査が通らなかったら・・・と不安でなりません。どうしたらよろしいでしょうか? これ以外には借金はありません。 審査の結果は「ご希望に添えませんでした」としか聞いてません。 回答のほどよろしくお願い申し上げます。
回答(要約)
ローン審査に通らない原因として、クレジットカード決済の滞納が影響している可能性を指摘しています。公共料金の口座振替の遅れとは異なり、カード決済の滞納は「借金を返せない」ことと同義と見なされ、信用情報に影響を与えます。また、融資が決まる前に工事に着手してしまった計画性の問題にも言及し、今後の計画的な家計運営を促しています。

引用:専門家プロファイル|ローンの審査が通りません

ご自身の信用情報に心当たりがないのに審査に通らないと、将来への不安が募りますよね。借金の返済が苦しくなり、延滞が続いてしまう前に、専門家へ相談することが解決への第一歩です。当サイトでは、全国の弁護士・司法書士の中から、あなたに合った専門家を探せます。多くの場合、相談無料、初期費用0円から対応しているため、まずは気軽に現状を話してみてはいかがでしょうか。

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事故情報の起算日と登録期間|おおよそ5年から7年で消滅

事故情報の登録期間と起算日の説明

事故情報が消えるまでの期間は、債務整理の種類と信用情報機関の組み合わせで変わります。起算日を把握しないと、消滅時期の見通しが立ちません。

  • 任意整理|完済日から5年で消滅する
  • 個人再生・自己破産|免責決定や開始決定から5〜7年で消滅する

任意整理|完済日から5年で消滅する

任意整理の事故情報は、手続きを始めた日ではなく、完済した日から5年間登録が続きます。起算日は和解成立時でも弁護士への依頼時でもありません

CICとJICCともに登録期間は完済日から5年で統一されているため、どちらの機関でも消滅時期は同じです。任意整理では3年〜5年の分割返済が一般的なので、手続開始から事故情報の消滅まで最長で約10年かかるケースもあります。

完済までの期間を含めたスケジュールの目安をまとめました。

時点時期の例
和解成立2024年4月
完済(起算日)2027年3月
事故情報の消滅2032年3月頃

任意整理のブラックリスト期間や影響については以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください。

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参照:JICC|登録内容と登録期間

個人再生・自己破産|免責決定や開始決定から5〜7年で消滅する

個人再生と自己破産の事故情報は、信用情報機関によって起算日が異なります。起算日を勘違いしたまま申し込むと審査落ちの原因になるため注意してください。

信用情報機関登録期間主な加盟先
CIC免責許可決定日などから5年クレジットカード会社・信販会社
JICC免責許可決定日などから5年消費者金融・貸金業者
KSC開始決定日から7年銀行・信用金庫

自己破産の仕組みや手続きの流れについては以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください。

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参照:全国銀行協会|全国銀行個人信用情報センターの概要

時効援用|成立日にさかのぼって完済扱いで抹消される

最終返済日から5年以上が経過し、裁判上の請求や債務の承認がなければ、時効の援用を主張できます。援用が成立すると時効の起算日にさかのぼって完済扱いとなるため、すでに登録期間を過ぎていれば事故情報は抹消されます。

時効成立前に少額でも返済したり支払いを約束したりすると、債務を承認したとみなされ時効がリセットされてしまいます。時効期間が過ぎただけでは自動的に消えないため、安易に返答せず弁護士や司法書士へ相談して手続きを進めるのが確実です。

参照:e-Gov法令検索|民法

【専門家の回答】債務整理から10年経過すれば住宅ローンは組める?

専門家プロファイルでは、司法書士の樋口洋二さんが、債務整理後のローン審査に関する質問に回答しています。

質問
平成12年、1月頃に債務整理をした者です。 その時の弁護士さんの話では、5年〜10年はローン等の契約は出来ませんと言われました。現在約10年経過しております。 子供も大きくなって、家を購入予定なのですが、ローンが組めないのではないかと心配しております。 知人に聞いた話だと、未だにブラックリストに名前が載っているとしたら、ローンの申請は受け付けてもらえないのと同時に、自分の立場が更に悪くなると言われて困っています。 債務整理してから、カード類やローンの契約等の書類は一切書いておりません。お金を借りる等の取引もしておりません。 家を買う事が出来るのか知りたいと思います。 どの様にしたら、私はローンを組む事が出来るか分かるのでしょうか? 仮に組もうとして、断られるとまたブラックリストに名前が載ってしまって、以前のようにどこへ申請しても断られるという結果になるのでしょうか? そして、いつになったらブラックリストから名前が消えるのかを知りたいです。 それらを調べる方法をおおしえいただけないでしょうか? よろしくお願いいたします。
回答(要約)
いわゆるブラックリストとは信用情報機関に事故情報が記録されている状態を指し、債務整理の情報は完済後5年ほどで抹消されます。しかし、情報の抹消とローン審査の通過はイコールではありません。融資の判断は金融機関が個別に行うため、登録期間が過ぎても必ずローンが組めるとは限りません。実際に組めるかは申し込んでみないと分からず、審査に落ちただけで再度事故情報として登録されることはないので、まずは事前審査などを利用して確認するのが確実です。

引用:専門家プロファイル|債務整理について知りたいのですが・・・。

事故情報が消えるまでの期間が分かっても、実際にローンが組めるようになるのか、いつ申し込むのがベストなのか、不安は尽きませんよね。ご自身の状況で最適な選択をするためには、債務救済の専門家による具体的なアドバイスが不可欠です。当サイトでは全国の弁護士・司法書士相談無料初期費用0円で依頼できる事務所も探せます。まずは専門家に現状を話し、将来への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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ブラック期間中に注意すべき行動と制限

事故情報登録期間中の注意点

事故情報が残っている間は、避けるべき行動さえ押さえれば余計な審査落ちや信用毀損を防げます。

  • 携帯端末の分割購入は信用情報の照会対象になる
  • 短期間の複数申込みは申込みブラックの原因になる
  • 本人名義の家族カードは利用停止になる可能性がある

携帯端末の分割購入は信用情報の照会対象になる

スマートフォンの分割購入は、割賦販売法に基づく個別信用購入あっせんに該当します。金額にかかわらず、キャリアは信用情報機関への照会が法律上義務づけられているため、事故情報が残っていると審査に通らない可能性があります。

事故情報が登録されている期間中でもスマホを手に入れる方法はあります。

  • 端末を一括購入する
  • SIMフリーの中古端末をネット通販や中古ショップで購入する
  • 現在のキャリア契約を継続し、端末だけ別途調達する
  • 家族名義で分割契約し、自分はSIMカードだけ差し替えて使う

家族名義で購入する場合、名義人本人の信用情報が照会される点には注意してください。家族に事故情報の事実を伝える必要が出てくるため、事前に相談しておくのが安全です。

ブラック期間中のクレジットカード停止や代替手段については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください。

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参照:CIC|割賦販売法 指定信用情報機関制度

短期間の複数申込みは申込みブラックの原因になる

短期間に複数の申込みをすることで審査に落ちやすくなる、通称「申込みブラック」と呼ばれる状態があります。金融機関は申込みがあるたびに信用情報を照会します。

一般的に1ヶ月以内に3社以上の照会履歴が見つかると「よほどお金に困っている」「他社でも落ちている」と判断され、審査に通らない可能性が高くなります。明確な基準は公開されておらず各金融機関の判断によりますが、連続での申込みは避けるのが無難です。

信用情報機関申込み履歴の保存期間
CIC6ヶ月
JICC6ヶ月
KSC申込日から1ヶ月

まずは開示請求で事故情報の消滅を確認し、申込み先を1〜2社に絞って慎重に動くのが無難です。

参照:CIC|CICが保有する信用情報

本人名義の家族カードは利用停止になる可能性がある

本会員に事故情報が登録されると、家族カード含め一括で利用停止になるのが原則です。たとえば配偶者が家族カードで生活費を支払っていた場合、決済エラーで停止するため家計全体への打撃は想像以上に大きくなります

誰が本会員かによって影響範囲が変わるため、状況ごとの違いを確認しておきましょう。

ケースカードへの影響
本人が本会員+配偶者が家族会員全カード停止
配偶者が本会員+本人が家族会員影響なし
独身で本人が本会員本人カード停止
親が本会員+本人が家族会員影響なし

カードが止まる可能性がある方は、事前にデビットカードやプリペイドカードを用意しておくのがおすすめです。どちらも信用情報の審査なしで発行でき、スーパーでの買い物からネット通販まで日常の支払い手段として十分機能します。

【専門家の回答】自己破産後の申込み履歴はいつ消える?専門家の見解

専門家プロファイルでは、ファイナンシャルプランナーの渡辺行雄さんが、自己破産後の信用情報の照会記録に関する質問に回答しています。

質問
平成16年4月に自己破産(免責確定)し、その翌年転職をいたしましたが、同勤務先にてコーポレートカードを申請したところ上限度額がつきましたがカードが発行されました。その後再度転職することになりコーポレートカードは返却しましたが、いざというときのためにカードがあると安心なのと、最近はクレジットカード払いだとポイントが貯まる等の特典が多く節約に繋がることもあり、デパートやスーパー系列のカードに何度か申込みを行いましたが全てNGでした。 そこで今ごろ気づいたのですが、カード会社がカード発行を行う際に信用情報を照会しますが、その照会記録というのはどれくらいの期間残るのでしょうか? 自己破産後、今年で5年ですので、普通に考えますとあと2年〜5年で事故情報が消えるかと思うのですが、この”照会”記録や”照会した結果NGとなった”記録が、何年も残るのだとしたら、事故情報が消えても更に照会記録が消えるまで何年も待たなければならないのか?ということが心配になりました。長くなりまして恐縮です、宜しくお願いいたします。
回答(要約)
ファイナンシャルプランナーの渡辺氏によると、クレジットカードの申込み照会記録の期間について、正確な年数は専門外としつつも、自己破産の場合は官報にも掲載されるため、信用情報機関での個人の信用情報の取り扱い期間は7年間残る可能性があると指摘しています。そのため、事故情報が消えるまでには相応の期間が必要になるとの見解を示しました。

引用:専門家プロファイル|自己破産後のクレジット申込み履歴について

ブラックリスト期間中は、いつ信用情報が回復するのか、何をしてはいけないのか、多くの不安がつきまとうものです。ご自身の信用情報の正確な状況や借金問題そのものを根本的に解決する方法についてお悩みなら、一度専門家に相談してみてはいかがでしょうか。全国の弁護士・司法書士事務所のなかには、相談無料、初期費用0円で対応してくれるところもあります。まずは一歩踏み出し、専門家の力を借りることを検討してみましょう。

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事故情報の消滅確認から住宅ローン申請までの手順

事故情報消滅後の住宅ローン申請手順

事故情報が消えたあと、すぐに住宅ローンへ申し込んでも審査に通るとは限りません。住宅ローン申請に向けた準備は、以下の3つの手順で進めます。

  • STEP1. 住宅ローン申請の半年前に3機関へ開示請求する
  • STEP2. 少額クレカを取得して半年以上の返済実績を積む
  • STEP3. 過去の債権者とそのグループ会社を避けて申し込む

STEP1. 住宅ローン申請の半年前に3機関へ開示請求する

住宅ローンの審査では、CIC・JICC・KSCのいずれかに事故情報が残っていると否決される可能性があります。任意整理の場合、CIC・JICCでは完済から約5年で情報が削除されます。KSCでは「手続き終了から約5年」が目安です。

また、自己破産・個人再生の場合は、KSCにおいて手続開始決定日から最長7年間、事故情報が登録されます。そのため、住宅ローン申請の3〜6か月前には、3機関すべてで開示請求を行い、情報が消えているか必ず確認しておきましょう。

各機関における開示請求の主な方法と、回答までの目安をまとめました。

機関主な請求方法回答までの目安
CICインターネット(即時)・郵送即時〜約10日
JICCスマホアプリ・郵送アプリ:1〜3営業日
郵送:約10日
KSCインターネット・郵送約1週間〜10日

開示請求の手順は「信用情報の確認方法」の記事で詳しく紹介しています。あわせて確認し、漏れがないように準備を進めてください。

参照:CIC|インターネットで開示する

参照:JICC|本人による開示申し込み

参照:全国銀行協会|インターネット開示について

STEP2. 少額クレカを取得して半年以上の返済実績を積む

事故情報が消えた直後は、信用情報がまっさらな「スーパーホワイト」状態になります。通常、30代以上であれば何らかの利用履歴があるのが自然なので、履歴が空白だと金融機関に警戒されます

住宅ローン審査の前に、少額のクレジットカードを1枚取得して返済実績を積み上げておくのがおすすめです。限度額10〜30万円程度のカードで、月に1〜3回ほど日用品や光熱費の支払いに使い、毎月遅れなく返済するだけで十分です。

毎月きちんと引き落とされた記録がひとつずつ積み上がり「この人は約束どおり返済する」と金融機関に示す実績になります。実績作りの際は、注意すべきポイントが4つあります。

  • 1日でも遅延しないよう徹底する(再び事故情報が登録される恐れがある)
  • カードは1枚だけに絞る
  • 増枠申請は控える(審査で履歴の浅さが目立つ)
  • 短期間に複数枚を申し込まない(申込みブラックと判定されかねない)

自己破産後にクレジットカードを作る方法については、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてお読みください。

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STEP3. 過去の債権者とそのグループ会社を避けて申し込む

信用情報機関の事故情報が消えても、過去に延滞や債務整理をした金融機関独自のデータベースには「社内ブラック」として記録が半永久的に残りますグループ会社間でも顧客情報は共有されるため、親会社で延滞していた場合、子会社や提携先でも審査に影響します。

住宅ローンの申し込み先を選ぶ際は、以下の手順でグループ関係を確認してください。

  1. 過去の借入先や延滞先がどのグループに属しているかを調べる
  2. 各金融グループの公式サイトやIR資料で子会社・関連会社一覧を確認する
  3. 過去の債権者と資本関係のない金融機関を最優先で選ぶ

メガバンクで延滞した過去がある方は、地方銀行やネット銀行を候補に入れると申込み先の幅が広がります。銀行自体は過去の債権者と無関係でも、保証会社がグループ企業だった場合は社内ブラックの情報が共有されて否決されかねません。

保証会社名は住宅ローンの商品概要書に記載されているため、申込み前に必ず確認してください。

【専門家の回答】夫が自己破産…住宅ローンは一生組めない?

専門家プロファイルでは、ファイナンシャルプランナーの渡辺行雄さんが、過去の自己破産と住宅ローンに関する質問に回答しています。

質問
はじめまして。 主人と結婚し5年になります。 子供が二人います。 上の子が今度幼稚園にあがり、 小学校に入学する前に住宅購入がしたいと思っています。 しかし、主人には結婚する少し前に自己破産をしていました。 住宅ローンを組まずに住宅購入できればよいのですが… 住宅ローンは一生組めないのでしょうか? もし組めるようになってもあと3年以内には難しいのでしょうか? 主人は32歳会社員で年収は670万です。 審査の通りやすい、自己破産を過去にした人でも住宅ローン組める機関などはないでしょうか?(闇金融以外で…)
回答(要約)
住宅ローン審査では年収や勤務先に加え、個人の信用情報が重視されます。金融機関は複数の信用情報機関からデータを取り寄せて審査するため、記録が残っている間はローンを組むのが難しいでしょう。まずはご自身で信用情報を開示請求し、記録が消えているか確認することをおすすめします。もし何も記録がなければ、住宅ローンを組める可能性は十分に考えられます。

引用:専門家プロファイル|自己破産歴があります。。

過去の債務整理が、マイホームの夢を諦める理由にする必要はありません。専門家のアドバイス通り、まずはご自身の信用情報を正確に把握することが第一歩です。もし借金問題がまだ解決していなかったり将来の計画に不安が残っていたりするなら、一度専門家へ相談してみませんか?当サイトでは、相談無料初期費用0円で対応してくれる全国の弁護士・司法書士をご紹介しています。一人で悩まず、まずは一歩踏み出してみましょう。

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【まとめ】事故情報の仕組みを理解して信用回復を目指そう

事故情報からの信用回復への道筋

本記事では、事故情報が登録される条件や消えるまでの期間、消滅確認後に住宅ローン審査へ進むための手順について説明しました。

任意整理は完済日から5年、個人再生や自己破産は開始決定日から5〜7年で事故情報は消滅します。登録期間中は10万円以上の端末分割購入や半年以内の複数申込みを避け、消滅後は少額クレカで返済実績を半年以上積むことが信用再構築の鍵です。

先が見えない不安は、正確な情報と具体的なスケジュールがあれば和らぎます。まずは3機関への開示請求で自分の状況を正確に把握し、消滅時期から逆算してスケジュールを立ててください。

借金や債務整理について専門家へ相談したい方は、債務整理に特化した専門家検索サービス「債務急済」をぜひご活用ください。

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この記事の監修者

この記事に関係するよくある質問

任意整理の手続きにはどのくらいの期間がかかりますか?
弁護士や司法書士に依頼してから和解成立まで、一般的にはおおよそ3〜6ヶ月が目安です。取引履歴を取り寄せて引き直し計算し、債務額が確定したら将来利息のカットや返済回数を調整する交渉へ進みます。 和解後の返済期間は原則3年、事情に応じて最長5年の分割払いとなります。返済期間と完済後の事故情報登録期間(約5年)を合わせると、相談開始から信用回復までのトータルは8〜10年程度です。
ブラック期間中でもデビットカードやプリペイドカードは使えますか?
デビットカードやプリペイドカードは、ブラック期間中でも問題なく使えます。銀行口座の残高から即時に引き落とされる、または現金チャージで使う方式であり、与信審査がないためです。 国際ブランド付きのカードを選べば、日常の買い物など幅広い場面でクレジットカードの代わりとして機能します。ただし、クレジットカードとの一体型や、残高不足時に立て替える「後払い機能」がついたデビットカードは与信審査の対象になるため注意してください。
配偶者に事故情報があると自分の審査にも影響しますか?
配偶者の事故情報は自分の審査に影響しません。信用情報は本人単位で管理されており、金融機関が審査時に照会できるのも申込者本人の情報だけです。 注意が必要なのは、夫婦の収入合算やペアローン、配偶者が連帯保証人になるケースです。配偶者自身がローン契約に関与すると審査の対象となるため、単独名義で申し込むか、配偶者の事故情報が消滅するまで待つ必要があります。
家族の信用情報に事故情報の影響は及びますか?
信用情報の事故情報は原則として本人に紐づくため、配偶者や子どもの信用情報に直接影響することはありません。 ただし、住宅ローンの収入合算やペアローン、配偶者が連帯保証人になる場合など、家族が審査に関与するケースでは、その人の信用情報も審査対象となります。 また、子どもが奨学金を申し込む際は、審査対象は学生本人と連帯保証人です。親が連帯保証人となる場合、その信用情報が審査に影響する可能性があります。
KSCに7年間登録が残っていると住宅ローンは通りませんか?
KSCに事故情報が残っている間、銀行系の住宅ローン審査はほぼ通りません。CICやJICCでは自己破産の登録が5年で消えますが、住宅ローンを扱う銀行が主に照会するKSCでは7年間記録が残ります。 他の2機関で消えていてもKSCに残っていれば否決される可能性が高いため、7年経過を待って開示請求で消滅を確認してから申請に進むのが確実です。

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